お寺でお香と紅のお勉強をしてきました。
写真はプチ花ちゃんの作ったお香です。途中まで先生の見本を見ながら作っていたのですが、前の席に座っている年上の女の子がスライムを作り始めると「あれ?ふざけていいのかな?」と思ったらしく、だんだん軟体動物の様相を帯びてきて、それをまた先生に「面白いわねー」と褒められると調子乗りMAX、とうとうミギーに変体しましたw
母の高校の近くでもあり、父の祖先のお墓の近くでもある谷中のお寺で行われた和のワークショップ。どんな感じなのだろう?とイメージもわかなかったのですが、入るといきなり卒都婆が建っている、古くて大きなお寺の各部屋で同時並行的にいくつものワークショップが開催されていました。これは本格的!
1回のレッスンが1時間半だったので、プチ花ちゃんを入室させて流れにのったら谷中散歩に洒落込もうかと思っていたのですが、大人が聞いても楽しい知識がいっぱいで、お香も紅も席を立つことはできませんでした。
こちらはお香。龍脳、丁子、木香、白檀、桂皮、大茴香などなどを順次、スプーンで量って乳鉢に入れていきます。
ひとつひとつ、粉のままの香りと火をつけた時の香りを比べさせてくれて見学している大人も嬉しい♪また、香料をひとつづつ歴史や効能、どんなところに使われているか教えてくれます。それが通り一辺倒でなくて面白い!先生のキャラとトーク力、大事♪
相も変わらずHidden Cityから戻ってきていないわたくしとしては、アイテム「乳棒と乳鉢」が出てきただけでタップしそうになりました。そんな母の気持ちも知らず、プチ花ちゃんは丁寧に混ぜていきます。
練ってこねて丸くして。この辺からだいぶテンションがあがり、先ほどの写真の通りミギーとなっていきます。こねるのが好きなのでとっても嬉しそうでした。
こちらは紅。
この教室で一緒になった同じ年の女の子と意気投合してランチまでご一緒に。楽しい出会いがありました。予約していたお香の時間が違っていたのだけど、子供たちたっての希望で同じクラスにしてもらいました。席数が決まっているのでキャンセル出て良かった。
紅の教室もまた息もつかせぬ面白さ。プチ花ちゃんの自主学習のネタに使おうという意図も半分ありましが、忘れたくなくて手帳にメモをとってしまいました。紅の話は日本でひとつしか現存していない紅作りの伊勢半本店さんが教えてくれます。
紅花から採った赤は重ねていくと玉虫色になるのですが、その技術は日本に2人しかいない職人さんの門外不出の技術なのだそうです。作業の場所も女人禁制らしい。素敵。
塗りすぎ注意!プチ花ちゃんはコッテリ玉虫色になるまで塗っていました。
1クラス1時間半という長丁場でしたが、見学している大人たちも本気にさせる骨太なワークショップに親子ともども大満足。どんどん和ものに足をつっこんでいくプチ花ちゃんがおかしい。