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美しい本

お弁当とは、匣の中の食べたら終わってしまう一瞬の庭園、だと思ってる。

(自分ちの庭なんで、自分の好きにできる、という気軽な意味もふくめて)

そんな気持ちに基づき、これ以上増やしてはいけないと思っていたお弁当の本をついまた1冊、本屋さんよりお迎えしました。

KU:NELの0号でお見かけした猪本さんのお部屋が、どこか日本におけるパリの実現のようでとても素敵で、ずっとどこかに憧れがあったのですが、今このタイミングで猪本さんのお弁当観を感じられるとは、なんという僥倖。

まずは真っ赤な表紙の写真はつくづく美しく、中は名店のお弁当を「買って」、駅弁や船弁を「乗って」、可愛い駅弁パッケージを「集めて」、そして最後に猪本さんの「作って」食べるお弁当が登場します。

名店のお弁当はひたすらに美しくその箱庭を表現し、乗り物弁当は可愛いらしい4人用コンパートメントの中にポツンと置いてあったり、集めてではミニチュアのお弁当をスノードームにしてあったり、本当に猪本さんの着眼点と写真が素晴らしい。そんな猪本さんのお弁当の静謐な美しさたるや、推して知るべしなのだ。

お弁当、だけでなく、デザイン、だけでなく、楽しんで生きたほうが何でも面白いよねと、そっと優しく思わせてくれる本です。

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