「吾輩はポピコである。名前はまだない」
ポピちゃん、それが名前なんだけど……。
「……え?」
そうなのです。新入り子プレちゃんの名前は「ポピコ」に決定です。
この名前に至るまでのお話を、ただでさえ話の長いピピが、それはもう2時間の映画を要約するのに2時間半かかると言われたピピが長々とご紹介させていただきます。
まず、ポピコをお迎えに行った時のこと。子プレが4匹入っているケージの中で「おまいはバスケットボール選手かい?」と聞きたくなるほどの跳躍力を見せてくれる小柄な子プレがいました。いっしょに子プレさんたちの里親になったプレ友だちさんたちと「飛んでる……」「飛びすぎ……」「この子の名前は飛び子だね」と、とにかく「飛ぶ」ことに話題が集結する子プレちゃん、それがポピコでした。
飛ぶと言えば鳥。鳥に子をつけて「トリコ」にしたら「飛び子」にも似ているし、フランス語でtricot……カッコイイ!と、ほぼトリコに決定したところ、範子さんが「花三姉妹ということは、やっぱり花にちなんだ名前なんですよね?」と。ハッ!!!!!賢いな、範子さん!
トリコ案が消滅していく横で、大きなゲッシさんが「おー、こいつもポピッとしているな。名前はポピゾに決定だな」と、騒いでいました。
実はプチ花ちゃんの家での渾名はポピゾ。「こいつはいつもポピッとしているから、ポピゾだな。なぁ、ゾ!いい名前だろ、ゾ!」ポピッとしているってどんな状態?そして最終的には渾名は「ゾ」になっていて、ポピはどこにいっちゃったったの?そして我が子を一文字の名前で呼ぶって、、、いや、その前にプチ花ちゃんと子プレの名前が一緒では呼びづらいんじゃ……と、あまりにツッコミどころ満載の発言ははなからスルーしていたのですが……夜になって花の図鑑を見ながら、こんな文字を発見してしまったのです。「ポピー(雛罌粟・虞美人草・麗春花)」なんというポピッた花!
しかも麗春花、麗春をひっくり返せば春麗(チュンリー)。格ゲーのNo.1ヒロインと同じ名前じゃないですか!(ひっくり返しているけどw)
というわけで、子プレちゃんは「ポピコ」に決定です。長文、失礼いたしました。
「長……っ。花ちゃん、キーボード打つ音を聞いているだけで疲れちゃった」
す、すみません!
花ちゃん、若さを分けてもらったのか、ここのところあまりしていなかった日光浴を自らカーテンをくぐってしていました。初夏の風は気持ちいいかい。