森の神秘
2011.04.30 Saturday
昨日は都心の隣りにある自然を楽しみましたが、今日はうってかわって(わたしにとっては)ヘビーな自然の中にぶちこまれてみました。大きなゲッシさんが20年来、親しんでいる森です。
最初は持ち歩く枝を選定したり、蝶を見つけるたびに「シャッーチョォさぁん」と同じイントネーションで「チョッーチョォさぁん」と言いながら追いかけるプチ花ちゃんを見て笑っているぐらい、わりと余裕で中に入って行ったのですが……
「わあ、綺麗な山藤」と思って幹を見れば、
こんなに曲がりくねって榎にからみついているし、
(ところで。山藤の憂いのある薄紫、儚げでたおやかな姿を見て、「藤あや子」の芸名の秀逸さを思い知りました。グネグネと大木に巻きついている様子も女の情念ぽくて演歌風w)
トトロのトンネルは、木の間からもれる光がとても美しいのに、そこを抜けると大きなゲッシさんもプチ花ちゃんもいない異世界につながっていそうな強烈な不安感が足下から這い上がってくるし、自分の背丈よりも高い植物に左右の景色をはばまれていると、スティーブン・キングの「トウモロコシ畑の子供たち」みたいだし、
結論=怖い!(涙)そして、あー、人工物っていいわぁー、でしたw
やっぱり人工物が自然に浸食されそうになっているぐらいの景色のほうが安心!
夜も眠ろうと目を閉じると、木が頭上から覆いかぶさってきて「うわー、森に心を浸食されている!」と軽い恐怖感を覚えました。日本人は森よりも山のほうに神秘を感じる民族だと言いますが、十分、ツィンピークス的に森の神秘を堪能させていただきました。
ちなみに、この森。いろんな植物を自生させるために、ものすごく人の手を入れているそうで全く「自然」ではないそうです。(自然にまかせると、森が暗くなり、ある特定の植物しか育たなくなるそうです)なんてわたしは脆弱でヘタレなのだ。
うちにもいる自然を忘れた野生動物ポピコ。
パジャマの中でグウスカ眠っているのはいいとして、片足があげすぎなのが草食動物として油断しすぎ!そんなに可愛いと食べちゃうぞ。(違う意味で)