カメラを手帳を鞄にいれて、小さな旅行に行ってきまーす。
とにかく早い時間から遊べるように、と朝早い時間の新幹線に乗りました。まずはグウグウ睡眠補完タイム。ロングスリーパーなので食事よりも睡眠が大事です。
目が覚めたら熱い珈琲を頼んで手帳タイム。新幹線の中の手帳タイムのなんと幸せなことか。電車と手帳と珈琲の組み合わせは最強です。
ついた先は、大阪♪
今週末、お友だちが大阪で個展をするので行きたいなーと思っていたところ、大きなゲッシさんが「土日に旅行行かない?」と。ならばプチ花ちゃん初の関西へ!と提案してみたところ、京都でもほかのお友達がセーターの出店をされているとのことで、もうこれは関西へ行くしかない、と、そんな流れで決定しました。
まずは自由軒でインディアンカレー……と行きたかったのですが、朝早かったのでまだ胃が動いておらず「うどんを所望す」と関西の出汁うどんを探す旅に出たのでした。
ホテルに大きな荷物をお願いして、近場をうろうろ。
とてもオシャレなおうどん屋さんを見つけて入ってみると、大人気店らしく次から次へと人が入ってきておうどんを頼んでいます。「おお、これが本場関西の出汁なのか!なんと美味しいこと」と早起きで疲れた体にしみじみと行き渡らせていたら、なんとそのお店は讃岐うどんのお店でした。さすが大阪!オチがある。
その後は大きなゲッシさんのお母さんの出身地・船場をウロウロ。
大きなゲッシさんのお祖父さんのおうちは船場で下駄問屋さんをやっていたそうです。そこに因島からお祖母さんが奉公にあがってきて、祖父が一目惚れ。困ったおうちの方が、お祖母さんに因島に帰りなされとお暇を出しそうになった時「彼女と結婚できないなら家を継がない」と祖父がごねて、めでたく結婚できたそうな。そんなロマンスにぴったりな綿業会館、開業は昭和3年なのでお祖父母さんもデートの時には前を通りがかっていたかしら。
そして、お待ちかね。ずっと見てみたかった太陽の塔です。
たいへんな迫力で、これを作った岡本太郎もさることながら、これを日本のアイコンしようと考えた当時の人たちの思い切りも、そして技術も素晴らしい。
そして「さあ、こい。俺が抱いてやろう」と使徒が言っているようにしか見えないのも、また素敵。
さて、ここに来て体調が今ひとつだった大きなゲッシさんがダウン。プチ花ちゃんも微妙な体調。
しかしわたしにはどうしても行きたい場所がある。それはお友達が個展をやっている此花区の「シカク」。iPhoneで路線を確かめながら、一度乗り換えて千鳥橋という可愛いらしい駅に到着しました。
プチ花ちゃんも大好きなお友達なので、一緒にホテルで休んでほしそうな大きなゲッシさんを見捨てて(すまん)旅は道連れです。千鳥橋は昭和の大阪ってこんな感じだったのかなーと偲ばれる、小さなところがいろいろと愛らしい街でした。普通だけど、とても好き。
お友達の個展は、こちらです。
カラフルで、ひとりひとりの個性際立ったEMUさんたちがいっぱいいて目移りする一方で次にわたしがお迎えするのはプレーリードッグ!と決めているため、プチ花ちゃんの分を選んでもらいました。悩みに悩んで、個展限定バージョンをゲット。
久しぶりに奥さまともどもお会いできて幸せです。そして開催されていたインディな書店もとてもとても個性的で、一癖も二癖もある書店さんとは結構仲良しで、家族でサブカル王道まっしぐらはずなのに「え、、、と見たことのない本がほとんどです!」という大変なインディっぷりにビックリです。やはり王道を歩いていたらサブカルチャーでもカウンターカルチャーにはならないという。
作家さんからも、漫画からも離れがたいプチ花ちゃんを「もう暗いから」とひっぺがし、ホテルに戻ると、なんとか復活した大きなゲッシさんと合流して道頓堀へ。
巨大な食べ物のオブジェがついている看板を見て「夜になると、太陽の塔が食べてに来るんだね。だから蟹も餃子もたこ焼きも大きいんだね」とファンタジーなことをプチ花ちゃんがのたもうておりました。若干ホラーのところが我が子であります。
ちなみに大阪に来て最も食べたかったたこ焼きが食べられず、その後、東京で銀だこを探すはめになるのは、またのちの物語。今日は大阪を堪能させていただきました。楽しかった!