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一家して絶不調

もともと今日は海外から一時帰国しているkojutoさんち一家も含めての、イトコ会。

プチ花ちゃんのイトコたちが一堂に会す、年に一度もあればラッキーという至福の予定だったのですが、なんとプチ花ちゃん発熱。次いでわたしも発熱。大きなゲッシさんも体調最悪。

というわけで、この日をとても楽しみにしていたプチ花ちゃん、まさかの欠席に号泣でしたが仕方ありません。新生活を目前としているイトコたちに風邪をうつすわけにはいかない、と説得して泣く泣く諦めてもらいました。

でもご飯中、ライブカメラで電話をもらったり「大丈夫!夏も来るから!」というイトコのお兄ちゃんに励まされて気分は上向きに。がんばって、治そう。お互いに。いや、全員で。

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中目黒桜

今日も今日とて花見です。ピピハムをスタートした頃、住んでいた中目黒に桜を見に来るのは、プチ花ちゃんとの恒例春の桜祭り♪

花より団子と言えるほど食欲旺盛とは程遠いプチ花ちゃんですが、餅系は大好物なので、さっそく三色団子をいただきます。

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中目黒に住んでいたころは川沿いでお花見をするという意識があまりなくて、あえて下北沢や世田谷公園まで行っていたのですが、まさか遠くに越してから、恒例の花見スポットとなるとは。

今年も美しい川面に映る桜を堪能したあと、最後にアイスクリームを食べて体を冷やしたのがいけなかったのか、この後、ピピ一家に恐ろしい病魔の手が襲いかかってくることになるのです。

ああ、おそろしや。

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エスプレッソ色

じゃじゃーん。買ってしまいました。LeicaQのおうちです。

バッグの中にストンと縦に入れられて、カメラを出したり入れたりにストレスが溜まらないカメラバッグを探していたのです。しかもできれば経年が美しい革がいいな、と思っていたら、本当にどストレートに好みのものを見つけてしまいました。

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ユリシーズのsaccoというカメラバッグです。

インターネットで見つけて「もうこれしかない!」と大きなゲッシさんに相談したところ、もちろん大賛成。色もエスプレッソで一致したので、ウキウキと頼んでみました。イラストも可愛い。段ボールは捨てたかったので、このシールだけはがしてほぼ日手帳に貼りました。なんだか手帳にも似合っています。

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全体像はこんな感じ。

ちなみに昨日の日記に写っているバッグの中に入り込んでいます。どこかにわたしの物という目印が欲しいから、どんぐりのスタンプでも押そうかな。油性のスタンプインクで。

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桜とカメラと髪型と

桜が咲き始めたので、プチ花ちゃんと一緒にお花見に行ってきました。

春の空気に浮かれたプチ花ちゃん、こっそりわたしのバッグに落ちている桜の花を入れます。今日のバッグは土屋鞄。そして小さいふもピンク色、手ぬぐいも仙台のお土産にいただいたこけし模様の桜色のものにして気分を盛り上げてみました。

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明日からお祭りが始まる桜並木で一足早く桜見物。

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わたしがバッグにいそいそとLeicaQを詰め込むのを見て、自分もmyカメラを持ってきたプチ花ちゃん。

とても真剣に桜の撮影をしています。全体的な風景も撮りますが、超マクロな写真を撮り始めると止まらないのはわたしと同じw

ちなみにこの後、長い髪をばっさり25cm切りました。美容室に行って最初は「10cmぐらい切ってください」と自分で言っていたので、痛んだところだけカットしてロングヘアのままかと思いきや「終わったよー!」と駆け寄ってくるプチ花ちゃんを見てびっくり。肩ぐらいの長さになっている。元気そうでよくお似合いです。ずいぶんと思い切りました。

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HDから昔の記憶

国立科学博物館で行われている大哺乳類展2に行きたい。

そしてできることなら井之頭自然文化園の動物園でも、「ちゅう!げっ歯類展2」をやっていただきたい。

そんなことを考えていたら無性に2011年当時の写真を見たくなってハードディスクの中からサルベージしてみました。ハードディスクに貼ってあるステッカーはげっしー祭で買ったものです。このオシリのラインたら!なんだか最近まったくゲッシ成分が足りていないのを実感しました。なでたい。

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こちらがサルベージした写真です。

震災後2ヶ月後の写真なんだなー。浜松から帰ってきたぐらいかな。余震が続き、日本中が悲しみと不安に沈んでいて、毎日がどことなくしんどかったのを思い出します。そんな時にこんなにお茶目で可愛いユーモアたっぷりの展覧会をやってくれる日本の動物園は本当にかっこいいな、と思ったものでした。

あの時の感謝は忘れない。また井之頭自然文化園の動物園に行こう。

 

毛糸のお花

春はお別れの季節。大きなゲッシさん、ひとつのレギュラーが終わって豪華な花束をもらってきました。

最初は大きな花瓶に挿していたのですが、少しずつ枯れる花が出てきたので、いくつもの小さな花瓶に分けて飾りなおしてみたら雰囲気が素朴になって可愛い。

今回の花束の中では、この黄色いポンポンみたいなお花がお気に入りです。これを遠い昔、下北沢Pecheで買った蚤の市の平たいガラス瓶に挿してテーブルの真ん中におきました。春らしくウキウキします。

あ、お金だけ払い込んで1回しか行っていない編み物教室行かなくちゃ。毛糸みたいなお花を見て思い出しました。始めたと思ったら激烈多忙になってしまって時間がとれず。最近、余裕が出てきたのでまた行ってみよう。

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東京旅行?

最終日はこちらのホテルで。

嘘です。旅行の荷物は大きなゲッシさんに持って帰ってもらって、東京駅に帰ってきたその足で日本橋口のシャングリラホテルで会食でした。旅行先から仕事に直行したのは初めてかも。広島のスタジオから羽田を経由だけして北海道ロケと出張から出張に直行したことはあったけど。

ちょうど東京駅についた時に駅の構内から日本橋口の外までが厳重な警戒下におかれていて、なんなら怒号まで飛び交っているので、すわ要人か!?と思っていたら、天皇陛下が退位に伴う儀式の一環で奈良県橿原市の神武天皇陵を参拝されるため、新幹線で京都・奈良に向かわれたそうな。恐れ多くも、入れ違い。

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京都旅行

翌日は朝から京都へ。

大きなゲッシさんのお友だちがご自身のお祖父様のおうちを改造して作られたという京町家のお宿にお泊まりしました。とても綺麗でクラシカルなお洋服や着物がお似合いのべっぴん女将さんは生まれも育ちも東京だそうで、お祖父様が亡くなられておうちを譲り受けてその稼業を始められたとのこと。

場所を残す手段を事業とする、世界から人を受け入れるシステムを作る、人を雇う、営みを続ける、全てわたしにはできないこと、きっと思いつきもしないことなので、本当に素晴らしいと思います。

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荷物を置いてひとやすみ。抹茶を点てていただいて、いちじく入りの羊羹でおもてなししていただきました。うれしおいし。

うちの場合、母方のお祖父さんちはずっと隣りの駅で、しかも古くから住んでいた場所ではないので新しい普通のおうちで、父方のお祖父さんの住んでいたお家はとても古かったのですが記念館になってしまって、今ではお金を払わないと入れません。なので自分のお祖父さんが住んでいたおうちをこういう形で受け継いでいるのが、とてもうらやましいです。そして、町家の内部構造がどうなっているのかわかってとても嬉しい。

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お宿を出て目的地に向かって歩いていると、廃材を使ったワークショップを発見したプチ花ちゃん。

京都に来てまで工作ワークショップというのがプチ花ちゃんらしくて、時間を決めて参加しました。

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結果、お豆腐の容器と日本酒の蓋で作った太鼓を道中、鳴らして歩くことに。ぺこんぽこん。

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辿りついた先は南禅寺。ここの水路閣をどうしても大きなゲッシさんとプチ花ちゃんに見せたかったのです。

その昔、この場所が大好きでひとりで首からCANONのA-1を下げて撮影に来ていました。京都入りはひとりではないのですが、見たいところが違うので一部現地解散にしていました。五番街夕霧楼や太陽の京都特集に心酔していた若かり日の思い出です。

とある小雨の冬の日、水路閣沿いの今では入れない道を歩いていたら、向こうから同じ年ぐらいの女の子がひとりで歩いてきて、お互いに視線を絡めながらも小さな音さえたてるのもためらわれるほどの静かな空気に、通りすがりの「こんにちは」もかけられなかった覚えがあります。そんな京都の帰り道、新幹線の中で昭和天皇崩御の知らせを聞きました。

今、その水路閣もインスタ映えな場所になったようで、たいそう賑やかなことになっています。 でもわたしはカメラのアングルの中に入り込んで心頭滅却する技を持っているので大丈夫。 写真に切り取ってしまえさえすれば、水路閣はまだあの冬の日の静けさの中にいる。(写真は春ぽいですが)

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鴨川沿いを延々と歩く遊び。

向こう岸に渡れる石をぴょんぴょん飛んでいくプチ花ちゃんと、それを撮る大きなゲッシさん。

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京都はどこの小道に入り込んでも素晴らしい建物が点在していて、わたしにとっては目の正月。

プチ花ちゃんも渋い建物を撮ったり、大好きなお姉さんの出店を訪ねたり、オーナーが知り合いの書店さんを訪ねたり京都を楽しんでいたようですが、それでも一番のお楽しみはポケモンセンターキョウト♪

西陣織のポケモングッズを買うのをとても楽しみにしていました。もちろんポケモン友達にもプレゼントをゲット♪わたしは京都らしい和紙のレターセットやお茶碗が気になりました。

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お夕飯は先斗町の地元の人も来ていそうな割烹でご飯。

なんて観光らしいこともしていましたが、結局カメラの中はこんな写真ばかり。会社に入ってからも京都に行っていて、当時前の席に座っていた京大出の部長に「写真見せてよ」って言われて見せたところ「ねえ?なんで古い家の窓と扉ばっかりなの?窓か扉じゃなければ変な写真ばっかりなの?ねえ、なんで京都に行ってこの写真なの?」と大爆笑されたことがあります。すみません。今でもわたし成長していません(笑

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大阪旅行

カメラを手帳を鞄にいれて、小さな旅行に行ってきまーす。

とにかく早い時間から遊べるように、と朝早い時間の新幹線に乗りました。まずはグウグウ睡眠補完タイム。ロングスリーパーなので食事よりも睡眠が大事です。

目が覚めたら熱い珈琲を頼んで手帳タイム。新幹線の中の手帳タイムのなんと幸せなことか。電車と手帳と珈琲の組み合わせは最強です。

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ついた先は、大阪♪

今週末、お友だちが大阪で個展をするので行きたいなーと思っていたところ、大きなゲッシさんが「土日に旅行行かない?」と。ならばプチ花ちゃん初の関西へ!と提案してみたところ、京都でもほかのお友達がセーターの出店をされているとのことで、もうこれは関西へ行くしかない、と、そんな流れで決定しました。

まずは自由軒でインディアンカレー……と行きたかったのですが、朝早かったのでまだ胃が動いておらず「うどんを所望す」と関西の出汁うどんを探す旅に出たのでした。

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ホテルに大きな荷物をお願いして、近場をうろうろ。

とてもオシャレなおうどん屋さんを見つけて入ってみると、大人気店らしく次から次へと人が入ってきておうどんを頼んでいます。「おお、これが本場関西の出汁なのか!なんと美味しいこと」と早起きで疲れた体にしみじみと行き渡らせていたら、なんとそのお店は讃岐うどんのお店でした。さすが大阪!オチがある。

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その後は大きなゲッシさんのお母さんの出身地・船場をウロウロ。

大きなゲッシさんのお祖父さんのおうちは船場で下駄問屋さんをやっていたそうです。そこに因島からお祖母さんが奉公にあがってきて、祖父が一目惚れ。困ったおうちの方が、お祖母さんに因島に帰りなされとお暇を出しそうになった時「彼女と結婚できないなら家を継がない」と祖父がごねて、めでたく結婚できたそうな。そんなロマンスにぴったりな綿業会館、開業は昭和3年なのでお祖父母さんもデートの時には前を通りがかっていたかしら。

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そして、お待ちかね。ずっと見てみたかった太陽の塔です。

たいへんな迫力で、これを作った岡本太郎もさることながら、これを日本のアイコンしようと考えた当時の人たちの思い切りも、そして技術も素晴らしい。

そして「さあ、こい。俺が抱いてやろう」と使徒が言っているようにしか見えないのも、また素敵。

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さて、ここに来て体調が今ひとつだった大きなゲッシさんがダウン。プチ花ちゃんも微妙な体調。

しかしわたしにはどうしても行きたい場所がある。それはお友達が個展をやっている此花区の「シカク」。iPhoneで路線を確かめながら、一度乗り換えて千鳥橋という可愛いらしい駅に到着しました。

プチ花ちゃんも大好きなお友達なので、一緒にホテルで休んでほしそうな大きなゲッシさんを見捨てて(すまん)旅は道連れです。千鳥橋は昭和の大阪ってこんな感じだったのかなーと偲ばれる、小さなところがいろいろと愛らしい街でした。普通だけど、とても好き。

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お友達の個展は、こちらです。

カラフルで、ひとりひとりの個性際立ったEMUさんたちがいっぱいいて目移りする一方で次にわたしがお迎えするのはプレーリードッグ!と決めているため、プチ花ちゃんの分を選んでもらいました。悩みに悩んで、個展限定バージョンをゲット。

久しぶりに奥さまともどもお会いできて幸せです。そして開催されていたインディな書店もとてもとても個性的で、一癖も二癖もある書店さんとは結構仲良しで、家族でサブカル王道まっしぐらはずなのに「え、、、と見たことのない本がほとんどです!」という大変なインディっぷりにビックリです。やはり王道を歩いていたらサブカルチャーでもカウンターカルチャーにはならないという。

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作家さんからも、漫画からも離れがたいプチ花ちゃんを「もう暗いから」とひっぺがし、ホテルに戻ると、なんとか復活した大きなゲッシさんと合流して道頓堀へ。

巨大な食べ物のオブジェがついている看板を見て「夜になると、太陽の塔が食べてに来るんだね。だから蟹も餃子もたこ焼きも大きいんだね」とファンタジーなことをプチ花ちゃんがのたもうておりました。若干ホラーのところが我が子であります。

ちなみに大阪に来て最も食べたかったたこ焼きが食べられず、その後、東京で銀だこを探すはめになるのは、またのちの物語。今日は大阪を堪能させていただきました。楽しかった!

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新カメラ出現!

ふと見ると古いリコーGRのケースが置いてありました。

我が家のカメラ遍歴と言えば長らくPENTAXメインのGRがサブ機だったのですが、わたしがなぜか*istD以上の愛を他のPENTAXに持つことができず、CANONのMARK ll 5Dに先祖返りしてしまいました。

そこで、メインが巨デカいMARK ll 5D、サブ機がミラーレスのOM-D、小型機がGRシリーズと、そんな時代がもっとも長く続いておりました。

ケースを見た時に「懐かしい!いい具合に革が馴染んできているな」と思ってフタを開けてみると、そこには……!

 

最新機種のGRが入っておりましたですよ。あはは。

そして写真を撮ってみると、とてもGRらしい美しさ。黒がとても深くて表情があって、シャッターを押しているだけなのに意味ありげな写真が撮れるのはReicaQのよう(笑)そこで思いついたことが。

昔のOlympus Penは「ライカのサブカメラとして使える小型カメラ」というコンセプトだと聞いていたので、ReicaQと似ている設計思想なのは今もPenかと心のどこかで思っていたけれども違う、GRだ。

そう思って考えてみれば、デザインにしてもReicaQはクラシックを捨てて現代的でシンプルな形に進化しているのに対し、Penは昔のPen以上にクラシカルを意識した懐古派で、むしろ進化スタイルは逆走している。浅草でPEN-Fを持っている外人さんがたくさんいて「Hidden City」の登場人物のよう!とウットリしていました。

最初は家で見知らぬGRを見つけて「どわー!」と驚いていたのですが、撮ってみて触ってみてまたいいなあ、と思ってしまいました。GRは好きだな、常に。