最近、ゆるく仲良くなり始めたお母さん友達とランチに行って子供の話やら食べ物の話やらしていたら、お互いに幼少期、海外の美味しい食べ物が出てくる本が大好きで「これはどんな料理なんだろう?」と想像しながらする読書が最高だった!という趣味の持ち主であることが発覚しました。
「で、芥川龍之介の『芋粥』食べてみたくなかった?うち、お母さんに頼んだら普通にサツマイモの入った白いお粥が出てきて、違う!病気じゃない!って思ったんだけど」
「わかるわかる!あれ、お米じゃないんだよね。芋をすってあるかなんかで」
「そうそう。葛(かつら)だっけ?が入っていたような」
「それだ!葛(かつら)で甘味をつけてた!」
●芋粥:山芋を甘葛の汁で煮た粥である
●アマヅラ(甘葛)とは、甘味料のひとつである。砂糖が貴重な時代には水飴と並んで重宝された。 一般的にはブドウ科のツル性植物(ツタ(蔦)など)のことを指しているといわれる。一方で、アマチャヅルのことを指すという説もあり、どの植物かは明かではない。(wikipediaより)
かつらじゃない!アマヅラでした!が、数十年前の記憶としては、ふたりともイイ線いっていると思いたい。
その流れで保存食への憧れの話に。決して保存食を作ったりはしないのですが(笑)ピピハムではおなじみの『丘の家のジェーン』や『大草原の小さな家』の生活にはとても憧れている山手線内側に住むふたり。できないからこそ、かけ離れている生活だからこその憧れ、というのもあるのでしょう。